2024年12月29日日曜日

8月以降に鑑賞した展覧会


しばらく間が空いてしまったので今更な感じですが、8月以降に鑑賞した展覧会を振り返ります。ベスト展覧会も今考えていますが、年明けにゆっくり決めて良いかも?と思っています。

ロートレック展 時をつかむ線(SOMPO美術館)
素描作品が多数あり、スピード感のある「線」に注目しました。

TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション(東京国立近代美術館)
都市の情景から近代について考えさせられた展覧会。お目当てのヘンリー・ダーガー作品は図録に入っていませんでした。

デ・キリコ展(東京都美術館)
古代的な街とマネキン像で有名ですが、思ったより作品の幅が広かった!

幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻(町田市立国際版画美術館)
幻想的な版画作品の数々にうっとり!世界観に吸い込まれる感じ。

ルーヴル美術館の銅版画展(八王子市夢美術館)
美術史の教科書に載っている名画たちの版画バージョン。単なるコピーではなく、銅板に線を彫るというプロセスを経ることで見えてくるものもありました。

写本 — いとも優雅なる中世の小宇宙(国立西洋美術館)
小さな面積にこれでもかと描き込まれた細密画の数々。中世ヨーロッパの超絶技巧ですね。「文章と挿し絵」ではなく、両者が一体となってひとつの世界を構築しています。

大航海時代へーマルコ・ポーロが開いた世界ー(仙台市博物館)
大航海の時代。ヨーロッパからアジアへ、そしてアメリカへと人々はどのように旅し、どのように世界を変え、彼ら自身の世界観を変えていったのか。

Art to You! 障がい者芸術世界展 IN SENDAI(せんだいメディアテーク):今まで機会がなく、今回ようやく鑑賞できました。今回は初めての「世界展」だそうです。講演会も聞いてきました。

親鸞と東北の念仏-ひろがる信仰の世界-(仙台市博物館)
親鸞は常陸国(現茨城県)で長く活動し、弟子たちは東北へも浄土真宗を広めていきました。その展開をたどる、資料多めの展示でした。

ポップ・アート 時代を変えた4人(福島県立美術館)
「4人」とは、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグです。リキテンスタイン作品は元ネタのコミックと並べて展示。


2024年11月17日日曜日

美術作品の切手で作るマキシマムカード (4)

ちょっと時間があいてしまいましたが、このシリーズまだ続きます。今回は2020年に発行された「国宝シリーズ」の第1集(考古資料)と、2022年の世界遺産シリーズ第15集「北海道・北東北の縄文遺跡群」で作成したマキシマムカードです。

国宝は昭和の時代から切手のモチーフとしては定番で、シリーズ化されるのもこれで4度目です。第1集と第2集は「84円に建造物、63円に絵画/工芸品」という構成だったのですが、第3集で突然「東京国立博物館創立150年」となって両方とも絵画/工芸品(東博の収蔵品)で独占する形となり、次はどうなるんだ? と思っていたら第3集でもう終わってしまいました。切手にしてほしい国宝作品、まだたくさんあったのに残念です。国宝はポスカ率高いし風景印も多いんですよ!! 復活してほしいです。

で、この国宝シリーズ第1集と縄文遺跡も初日のハト印では作れず(コロナ禍や引っ越しでそれどころではなかった)後から少しずつポストカードを集めました。数年前に東博で縄文展がありましたが、その時に土偶のポストカードがあったはずなんですよね! 買っておかなかったことを後悔しました。

まず、国宝シリーズの考古資料から。

2024年10月13日日曜日

美術作品の切手で作るマキシマムカード (3)

10月1日から郵便料金が改定になりました。9月ギリギリまで郵頼していた方も多いと思います。私は8月くらいで郵頼を一段落させ、仙台市内の郵便局を少しずつ訪問していました。マキシマムカードを作っているうちに、風景印自体にも興味が出てきたので、風景印を集めつつ、そのモチーフになっている建物やモニュメントなども探して写真に撮っています。

まぁでも9月前半まではやはり暑くて!少し涼しくなったと思ったら今度はお天気がイマイチな日が多く、思ったほどあまり行けなかったのですが、今後も新料金で集めていきたいと思います。

さて、9月までにいろいろ「駆け込み郵頼」したわけですが、今回は2019~2023年度にかけて発行された特殊切手「美術の世界」で作成したものをご紹介します。

以前にも書きましたが、このシリーズはどうもタイミングが悪く、初日のハト印によるマキシマムカードはほとんど作成できていません。第5集(白)だけは何とか作成できたのですが。

美術作品だからポストカードも入手しやすいだろうと思っていましたが、意外と見つかりませんね。そして消印も、特に西洋絵画は難しいです。というわけで「ぴんと来ないなぁ」と思って放置していましたが、値上げ前に作れるだけ作ってしまおう! ということでやってみました。

2024年9月30日月曜日

自民党と立憲民主党

代表選挙と総裁選挙が終わりましたね。もうすぐ新しい内閣が発足し、即解散となりそうな情勢です(9月30日現在)。3年前の第1次岸田内閣もあっという間でしたが、第1次石破内閣はそれよりさらに短くなるようです(総選挙の後は第2次内閣になるので)。

さて、そういうわけで最近読んで面白かった政治の本をご紹介します。まずは23日に新代表が決まった立憲民主党の方から。

出版されたのは昨年ですがようやく読めました。この1年の間にもいろいろありましたが、これからは、さらにいろいろありますね。

2024年8月31日土曜日

5月~6月に鑑賞した展覧会


2024年5月から6月に鑑賞した展覧会を振り返ります。5月末に、滋賀県で美術館を回って来ました。

アール・ブリュットが好きと言いつつ、滋賀県の美術館に一度も行っていなかったので、今年こそは! と思っていました。こういうのは「そのうち……」と思いながら結局行けないことが多いのですが、たまたま関西に行く用事ができたので、そういうことなら日程を合わせよう!! ということになりました。

滋賀県は障がい者の表現活動について先駆的な取り組みを行ってきた歴史があり、県立美術館ではここ数年アール・ブリュット作品を収蔵しています。障がいのある方による作品がアール・ブリュット、というわけでは必ずしもないのですが、現代日本では事実上ほぼイコールな感じです(このあたりの用語の使い方についてもちょっとまとめておきたい)。


仙台市博物館再開館記念祭企画展「こりゃ めでたい」
改修工事で長らくお休みしていた仙台市博物館がようやくリニューアルオープンしたので、初訪問。レプリカに触ったり遊んだりできる体験型要素のある展覧会でした。

BorderlineボーダレスアートミュージアムNO-MA
:古民家を改修した小さな展示スペースに可愛い作品が馴染んでいて、親密な空間を作っていました。

つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人(滋賀県立美術館)
2010年にフランスで開催された「アール・ブリュット・ジャポネ」展に出品された作品群。保管していた日本財団から滋賀県立美術館に寄贈されたものが公開されました。2010年のこの展覧会も重要ですね。

みずのき美術館コレクション展2024「瓶と魚」
タイトルどおり、「瓶」と「魚」をモチーフにした作品が展示されていました。障がい者支援施設「みずのき」の絵画教室では絵画制作に関してかなり本格的な教育が行われていたということですが、確かに本格的というか「プロっぽい」作品がありました。

没後30年 木下佳通代
新しくオープンした大阪中之島美術館を初訪問。木下佳通代さん、不勉強で今回初めて知りました。作品の根っこにある哲学的な世界観を記したノートなど資料展示も充実していました。抽象画の大作はすごい迫力。

印象派 モネからアメリカへ(郡山市立美術館)
東京都美術館でも開催されていましたが、混雑していると聞いて福島への巡回を待っていました。フランスとアメリカの自然への接し方の違いなど面白かったです。


関西遠征では西宮にあるアンネのバラの教会も見学させていただきました。これについても改めて書いておきたいなぁと思います。久しぶりに阪急電車に乗ったのも懐かしく楽しかった!


2024年8月17日土曜日

美術作品の切手で作るマキシマムカード (2)

前回に続いて、美術作品の切手で作成したマキシマムカードをご紹介します。

今回は、2017年発行の「世界遺産シリーズ第10集 ル・コルビュジエの建築作品」です。これは複数の国にまたがる遺産群で、日本では東京・上野にある国立西洋美術館が入っています。

世界遺産といえば、佐渡金山がようやく登録されるようです。ということは、来年の特殊切手が1つ決まりましたね。

2024年8月10日土曜日

美術作品の切手で作るマキシマムカード (1)

「郵便料金値上げ前にマキシマムカードを作ろう」キャンペーン絶賛開催中です。

私が作成するのは主に、美術作品をテーマにしたものなので、「国宝シリーズ」や「美術の世界シリーズ」などの切手を使ってマッチングを考えて、関連のある風景印や小型印を郵頼しています。また、「ご当地」ものとして宮城県の切手も購入したので、街歩きも兼ねて仙台市内の郵便局も少しずつですが訪問しています。東京より多少マシとはいえ仙台も暑いですが、値上げ前に作れるだけ作りたいですね。

で、美術マキシの方は、85円未満の切手での作成がだいたい一段落したので、少しずつですがここでご紹介していきたいと思います。

まず、2012年発行の「東京国立近代美術館開館60周年・京都国立近代美術館開館50周年」切手から。

2024年8月1日木曜日

4月に鑑賞した展覧会


今更ですが、2024年4月に鑑賞した展覧会を振り返ります。前回は1月でしたが、2月、3月は展覧会に行く機会がなく、4月にようやく東京遠征できました。

大吉原展(東京藝術大学大学美術館):これについては色々書きたいことがあったので2回にわたり取り上げました(その1その2)。

宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO(東京オペラシティアートギャラリー):ポスター、絵本、舞台芸術などを幅広く手掛ける宇野亞喜良さんの大規模展覧会。初期作品から最新作まで幅広い。ポスターの物量に圧倒されました。

北欧の神秘(SOMPO美術館):昔から北欧の神話や民話が好きだったので、すごく見たかった展覧会です。初めて見る作品なのに、どこか懐かしさを感じました。

『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本(板橋区立美術館):この展覧会も見たかった! シュルレアリスムが日本に紹介されてから広まっていくプロセス、ダリの影響、戦時中の弾圧などの歴史が興味深かった。

浮世絵の別嬪(べっぴん)さん(大倉集古館):リニューアル後の初訪問になりました。初期浮世絵から幕末期までの肉筆美人画。地下では春画も少し展示されていました。

ライトアップ木島櫻谷(泉屋博古館東京):四季連作屏風の迫力すごい! 自然の風景や動物を描く技法についても解説があって良かったです。

ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?(国立西洋美術館):国立西洋美術館で初めての現代アート展ということで注目されていました。ちょっと物量多すぎで、しっかり見られなかった感があります。中林忠良の版画作品と、弓指寛治の山谷を取り上げた作品が印象に残りました。

第9回 Art to You!東北障がい者芸術全国公募展(東北電力グリーンプラザ):2023年に開催された公募展の受賞作品の展覧会。こういうのは「美術展ナビ」みたいな情報サイトには載らないし期間も短いので、気がついたら終わってた! ということも多いのですが、今年はちゃんと見られて良かった。今年は公募展の方にも行きたいと思います。


2024年5月27日月曜日

花マキシ

最近まで背景画像にスイカ(パレスチナカラー)のイラストを使っていましたが、スマホ(Safari)で見るとすんごく読みづらいということがわかったので、いったん背景をシンプルなものに変え、代わりにタイトルに絵文字を入れてみました。

さて久しぶりにマキシマムカードの話題です。

料金値上げを控え、手持ちの切手をできるだけ消化しようと、今年は特殊切手をなるべく買わないようにしているのですが、4月3日の「花の彩り」シリーズでは久しぶりにマキシマムカードを作成しました。やっぱり花のカードはきれいだし、ポスクロ用に何枚か在庫があった方が良いかなと思って。

2024年4月30日火曜日

「大吉原展」その2・展示感想編

東京藝術大学大学美術館で開催中の「大吉原展」について。開催前の炎上騒動については前回詳しく書きました。今回は展示内容についての感想です。

その前に、大事なことなので前回の注意事項を繰り返しておきます。

  • 図録は大きくて重い。東京新聞のサイトから通販可
  • ひととおり見るだけで2時間は必要(個人差あり)
  • 展示室に作品リストが置かれていない(4月12日の状況)

2024年4月29日月曜日

「大吉原展」その1・吉原炎上編

個別展覧会の感想はあまり書いていないのですが、これは書いておくべきかなと思いました。

大吉原展(東京藝術大学大学美術館)

2024年の注目展覧会として雑誌にも載っており、個人的に楽しみにしていた展覧会でした。

ですが開催前に展覧会の趣旨や広報の在り方などに批判が起きて炎上し、少々心配な事態になったので、それも含めて記録を残しておこうと思います。長くなったので2回に分けました。今回の内容は開催前の炎上騒ぎです。

展覧会の内容については次回に書きますが、これからご覧になる方のために簡単に注意点など。

まず、図録は厚さ約3cmの大型本です。東京新聞のオンラインショップでも通販できるみたいなので、買ってすぐ読みたいのでなければ通販の方が良いかもしれません。マジ重かった。

図録のボリュームがあるということは作品点数が多いということですね。ひととおり見るだけで2時間は必要かと思います。余裕をもってお越しください(って誰目線)。

それから、展示室には作品リストが置いてありませんでした。特設サイトのトップや、東京藝大のサイトにPDFデータがあるので、必要な人は各自で印刷するかダウンロードして見てね、ということでしょうね。リストにメモを取る習慣のある方は要注意です。

2024年4月22日月曜日

1月に鑑賞した展覧会


今年に入ってから、まだ展覧会の振り返りをやっていませんでした。1月は東京で以下の展覧会を鑑賞しました。

ゴッホと静物画ー伝統から革新へ(SOMPO美術館)
ゴッホを中心に静物画の歴史と変遷を体験する構成。《アイリス》と《ひまわり》のツーショットに胸熱。

キュビスム展―美の革命(国立西洋美術館)
キュビスムの起源から誕生、発展、拡散していく過程がわかります。見た目は奇抜ですが、単なる「ヘンテコな思いつき」ではなく理論的な裏付けがあり、ピュリスムや抽象絵画に発展していく系譜の中に位置づけられていることが実感できました。

モネ 連作の情景(上野の森美術館)
連作だけではなく、連作も含めたモネの世界――モネという画家が自然と向き合い、作品に取り組むプロセスをたどっていく構成が面白かった。

サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展(千葉市美術館)
浮世絵、特に美人画の展覧会ではよく見かける栄之ですが、メインで見たのは初めてです。経歴やお弟子さんの存在など、初めて知ることが多かった。

本阿弥光悦の大宇宙(東京国立博物館)
「琳派の祖」という、ふわっとした印象しかなかった光悦さんですが、思ったよりずっと幅広い分野で活躍されていたのですね。家業が刀の鑑定であることも、実は今回初めて知りました。

千葉市美術館は久しぶりの訪問になりましたが、やはり遠い!でも内容は充実していました。前半3つはいずれも、近代以降の美術史を時系列で再構成するような形のものが並びました。昨年のうちに見たかったもので、ようやく見られてスッキリ。今年はSOMPO美術館のラインナップが気になっています。北欧の神秘とかロートレックとか、好みの展覧会が色々ありますね。関西方面へも遠征してみたいと思います。


2024年4月15日月曜日

『アンネの日記』が最もよく売れた国は?

前々回の記事では、林 志弦著『犠牲者意識ナショナリズム』について簡単な感想を書きましたが、その中で「『アンネの日記』に関する記述については、そうかな?と首をかしげる所」があると

というわけで今回は、『犠牲者意識ナショナリズム』の中で気になった『アンネの日記』に関する記述についてツッコミを入れていきたいと思います。

アムステルダムの運河

気になった記述とは、以下のようなものです。

『アンネの日記』が最もよく売れた国が日本だというのは少し意外だ。1952年に初めて日本語版が出て以降、20世紀末までに400万部が売れた。少なくとも4種類の漫画版の販売部数と3種類のアニメ版を見た観客数まで足せば、日記に触れた日本人の数はもっと多くなる。
(第4章「国民化」の「東アジアの記憶とホロコーストの国民化」)

2024年4月8日月曜日

『変な家』『変な絵』

アンネ・フランク問題の続きを書こうと思っていましたが、ちょうど映画が公開中なので(観てないけど)気分を変えてこちらの感想を書いておこうと思います。映画は何か怖いらしいです。


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『変な家』の方は、だいぶ前に読みました。読了が2022年12月なのでもう1年半近く前になるのか~。たしか映画化が決まって話題になった頃で、シリーズ第2弾の『変な絵』と一緒に、書店で平積みになっていました。

「間取りミステリ」という斬新なアイデアに興味があり『変な家』の方をまず読んでみたわけですが……。この後ちょっとネタバレがあるかもしれません。あまり具体的なことは書かないつもりですが、何も知りたくないという方はご注意ください。

2024年4月1日月曜日

『犠牲者意識ナショナリズム』

背景画像をパレスチナカラーのスイカに変更しました。ウクライナカラーの小麦畑と交替で使おうと思います。

さて今回は、昨年読んだ中で、最も印象深かった本です。質量ともにボリュームがありすぎて、ひととおり読むだけでヘトヘトになりました。


『犠牲者意識ナショナリズム 国境を超える「記憶」の戦争』林 志弦(楽天)
『犠牲者意識ナショナリズム 国境を超える「記憶」の戦争』林 志弦(Amazon)

タイトルから何となく「日本人は戦争の被害ばかりを主張して加害に向き合っておらん!」と叱られる本なのかなと思っていました。しかし読んでみると、韓国とポーランドに辛辣。え、そこまで言っちゃって良いんですか……と不安になるほどの記述も。

2024年3月17日日曜日

郵頼の料金を節約したい

郵便料金の値上げを前に、85円未満の切手で風景印をもらっておこうと、せっせと郵頼しております。

郵頼でマキシマムカードを作成する場合は外側に「長3」、返信用封筒に「洋2」(ハガキサイズ)あるいは「長6」を使うのが一般的かと思います。「長6」は「長3」より少し小さいので返信用封筒としてよく使われるようです。この組み合わせなら定形郵便として送れますね。

通常のハガキを使うのであればこの組み合わせで良いのですが、大型変形フォルムカードの場合は定形外になって料金も上がるし、カードの大きさに合った封筒を用意したり(これが意外に見つからない)、変形カードが折れないように厚紙を入れたりといった準備にけっこう手間がかかります。

Hirosaki Castle

2024年3月10日日曜日

2024年の大きな石(郵活)

今年の「大きな石」(優先して時間を使いたいこと)として構想していることがいくつかあるのですが、昨年末に飛び込んできたニュースでいったん後回しになっていました。現在の優先度としてかなり高いのはこれです。

まだ決定ではありませんが、この通りに値上げされるとしたら、今年の秋から封書は110円、そして葉書は85円になります。この85円が問題なのです。現行の封書料金84円よりも1円高い。この、この1円が憎い!

2024年3月4日月曜日

読んでから見るか、見てから読むか

……というキャッチコピーをご存じの方は同世代(またはそれ以上)ですね。昭和の時代に流行った角川映画の宣伝文句です。

小説や漫画を原作にして映像作品が作成されることはよくありますが、原作を先に読みますか?それとも(映画などの)映像を先に見ますか?

私はどちらかというと「読んでから見る」派です。「ハンガー・ゲーム」シリーズや「ソロモンの偽証」なども先に原作を読んでから映画を見ました。その方が作品世界の設定がわかっていて物語に入り込みやすい気がします。

もちろん毎回読むわけではなくて……「ロード・オブ・ザ・リング」は、映画は見たものの原作をまだ(最後まで)読めてません。「ホビット」の方は(ずいぶん昔に)読んだのですけど。

最近、漫画「セクシー田中さん」のドラマ化をめぐるトラブルがあり、原作者の芦原妃名子さんが亡くなったというニュースを聞いて、原作付き映像作品についてちょっと考えてしまいました。

といっても私はこの作品、ドラマも原作もまったく知らないので作品についての言及はありません。以降は私の好きな海外ドラマ(主に英米)についての話になります。

2024年2月26日月曜日

時間管理・タスク管理のお勧め本

前回は現在使っている手帳をご紹介しました。今までに比べて手作り部分が多くなっているのですが、今回はその考え方の基になった本をいくつかご紹介しようと思います。

まず前回、バレットジャーナルの手法を一部取り入れていると書いたのでバレットジャーナルについて。まずはやはりご本家ですよね。


  ■ バレットジャーナル 人生を変えるノート術 (Amazon)

今年からAmazonのリンクでは書影を付けられなくなったので、楽天ブックスのリンクを追加しました。Amazonはテキストリンクのみ載せています。

考案者キャロルさんの著作だけあって、単にハウツーを並べただけではなく、ノート術を徐々に形成していった経緯も詳しく書かれていて読みごたえがありました。ただしキャロルさんの人生観みたいな記述(マインドフルネスとか)にかなりのページ数が費やされていて、ここは要不要の評価が分かれるところかなと思います。私はどちらかというと不要派なのですが、「なぜこういう形式にするのか」という根っこの部分がわかりやすくなるという点では、あった方が良いのかもしれません。

2024年2月17日土曜日

2024年版・現在使っている手帳

久しぶりに、現在使っている手帳をご紹介しようと思います。前回は2022年で、この年は「ほぼ日カズン」を使ったのですが、やはりA5サイズの綴じ手帳で1日1ページというのはかさばるし、机上に必要なスペースが大きすぎる気がします。

というわけで、今年はこれです。

以前も使ったことのあるコクヨのキャンパスダイアリーです。サイズはカズンと同じA5ですが、折り返せるので必要なスペースは半分。ショップにある商品画像はこちら。

上の写真と比べてリングの大きさが微妙に違うのがおわかりでしょうか……。

2024年1月1日月曜日

新年

あけましておめでとうございます。本年もこのブログをよろしくお願い致します。



今年も展覧会や本の感想を書いていきたいですが、新しく始めたいことや方針転換が必要なこともあるので、いずれここでお知らせできればと思っています。

良い年になりますように。

美術作品の切手で作るマキシマムカード (5)

このシリーズもまだ終わりません。今回は2020~22年度の国宝シリーズ第2集と第3集で作成したマキシマムカードをご紹介します。 ※マキシマムカードって何?については、以下にリンクした「切手の博物館」のサイトに解説があります。ざっくり言うと「ポストカード・切手・消印」の絵柄を合わせ...