2022年2月26日土曜日

『アンネの日記』と関連本を読む

旧ブログに書いた記事を再掲します。これは2016年の12月に『アンネの日記』とその関連本を何冊か読んだときに書いたものです。最近、フランク一家の「隠れ家」を密告した新たな「容疑者」が特定されたり(これについては後日取り上げたいと思います)、新作のアニメが来月公開されるなど、アンネ・フランクへの注目が高まっているようです。

現在ウクライナが大変なことになっていますが、ウクライナのアンネ・フランクが生まれないことを祈りつつ。



※以下の文章は、2016年12月23日に旧ブログ(http://hermitage.rdy.jp/days/?p=1209:現在はデッドリンク)に掲載したものです。公開後、この文章をコピペ改変して載せているサイトを発見しましたが(現在は確認できず。削除されたのかもしれません)、そのサイトと当ブログはいっさい無関係です。
※本の紹介に一部追記があります。

2022年2月23日水曜日

1月に鑑賞した展覧会


2月も下旬になってしまいましたが、1月に鑑賞した展覧会を振り返ります。

今年はですね、1月の2日か3日に「美術初もうで」として竹橋にある近代美術館の「民藝の100年」展に行こうと思っていたのですよ。しかし元日に予約しようと思ってサイトを見たら、2日はもう夕方の時間しか空いていなくて。3時半とか微妙な時間帯じゃないですか。民藝展は見られるだろうけど、常設のコレクション展を見る時間はなさそうだし、帰りの時間には真っ暗になっちゃうし……。

そしてなんと、3日は休館じゃないですか!近美!

確かに1月3日は月曜ですし、カレンダー上は平日なのでお休みで良いのでしょうけど、三が日は開館しているだろうと思ったら大間違いでしたね。

そんなわけで、予定を変更して今年の三が日はステイホーム。昨年から残っていた事務作業などを片付けているうちに何となく仕事を始めてしまい、いつにも増して正月感のないお正月になってしまいました。

その後も仕事が入ったりしたので、結局今年最初の展覧会は1月15日、太田記念美術館の「江戸の恋」になりました。

以下、1月に鑑賞した展覧会です。


江戸の恋(太田記念美術館)
浮世絵に描かれるさまざまな「恋」の場面。出会いを予感させるようなさりげない描写から、ドロドロの恋愛を描いた芝居の場面まで。ちなみに春画はありませんでした。

ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵(千葉市美術館)
千葉まで遠いうえにボリュームがすごくて。一通り見るだけでヘトヘトになりました。今まであまり紹介されてこなかった「ロシアのジャポニスム」に興味津々。

白井晟一 入門(松濤美術館)
第2部のみ鑑賞。白井晟一が設計した美術館の建物それ自体が「作品」で、普段は見られないような渡り廊下や回廊が「このようになっていたのか」という感じで面白かった。普段は作品に気を取られて建物はあまり気にしないので…。

柳宗悦没後60年記念展 民藝の100年(東京国立近代美術館)
リベンジ初もうで。「民藝」運動については、縄文展や式場隆三郎展などで言及されていて気になってはいたものの、まとめて知る機会がなかなかありませんでした。昨年の「あやしい絵」展に続いて、日本の近代について考える展覧会になりました。


もっと知りたい柳宗悦と民藝運動 (アート・ビギナーズ・コレクション)

「大吉原展」その2・展示感想編

東京藝術大学大学美術館で開催中の「大吉原展」について。開催前の炎上騒動については前回詳しく書きました。今回は展示内容についての感想です。 その前に、大事なことなので前回の注意事項を繰り返しておきます。 図録は大きくて重い。東京新聞のサイトから通販可 ひととおり見る...