今年に入ってから、まだ展覧会の振り返りをやっていませんでした。1月は東京で以下の展覧会を鑑賞しました。
ゴッホと静物画ー伝統から革新へ(SOMPO美術館)
ゴッホを中心に静物画の歴史と変遷を体験する構成。《アイリス》と《ひまわり》のツーショットに胸熱。
キュビスム展―美の革命(国立西洋美術館)
キュビスムの起源から誕生、発展、拡散していく過程がわかります。見た目は奇抜ですが、単なる「ヘンテコな思いつき」ではなく理論的な裏付けがあり、ピュリスムや抽象絵画に発展していく系譜の中に位置づけられていることが実感できました。
モネ 連作の情景(上野の森美術館)
連作だけではなく、連作も含めたモネの世界――モネという画家が自然と向き合い、作品に取り組むプロセスをたどっていく構成が面白かった。
サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展(千葉市美術館)
浮世絵、特に美人画の展覧会ではよく見かける栄之ですが、メインで見たのは初めてです。経歴やお弟子さんの存在など、初めて知ることが多かった。
本阿弥光悦の大宇宙(東京国立博物館)
「琳派の祖」という、ふわっとした印象しかなかった光悦さんですが、思ったよりずっと幅広い分野で活躍されていたのですね。家業が刀の鑑定であることも、実は今回初めて知りました。
千葉市美術館は久しぶりの訪問になりましたが、やはり遠い!でも内容は充実していました。前半3つはいずれも、近代以降の美術史を時系列で再構成するような形のものが並びました。昨年のうちに見たかったもので、ようやく見られてスッキリ。今年はSOMPO美術館のラインナップが気になっています。北欧の神秘とかロートレックとか、好みの展覧会が色々ありますね。関西方面へも遠征してみたいと思います。
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