2024年11月17日日曜日

美術作品で作るマキシマムカード (4)

ちょっと時間があいてしまいましたが、このシリーズまだ続きます。今回は2020年に発行された「国宝シリーズ」の第1集(考古資料)と、2022年の世界遺産シリーズ第15集「北海道・北東北の縄文遺跡群」で作成したマキシマムカードです。

国宝は昭和の時代から切手のモチーフとしては定番で、シリーズ化されるのもこれで4度目です。第1集と第2集は「84円に建造物、63円に絵画/工芸品」という構成だったのですが、第3集で突然「東京国立博物館創立150年」となって両方とも絵画/工芸品(東博の収蔵品)で独占する形となり、次はどうなるんだ? と思っていたら第3集でもう終わってしまいました。切手にしてほしい国宝作品、まだたくさんあったのに残念です。国宝はポスカ率高いし風景印も多いんですよ!! 復活してほしいです。

で、この国宝シリーズ第1集と縄文遺跡も初日のハト印では作れず(コロナ禍や引っ越しでそれどころではなかった)後から少しずつポストカードを集めました。数年前に東博で縄文展がありましたが、その時に土偶のポストカードがあったはずなんですよね! 買っておかなかったことを後悔しました。

まず、国宝シリーズの考古資料から。

国宝シリーズ 第1集

埴輪「挂甲の武人」は第1集と第3集の2回登場。第3集の時は初日のハト印で作成し、このブログでも紹介しました。今回は風景印で作成。群馬県の太田郵便局です。


銅鐸と火焔土器でも作成しました。



火焔土器は、それひとつだけで風景印になっているという珍しいパターンで、存在感が強く美しい。銅鐸の方は、国宝になっているものは香川県で出土したと「伝えられ」ているだけで、正確な場所はわからないみたいです。しかたなく香川県の中で銅鐸が描かれている風景印を探し、観音寺吉岡郵便局に郵頼してみました。風景印の銅鐸は古川遺跡から出土したものなので、モノとしては別物ということになります。

縄文のヴィーナス・縄文の女神の「二大美人」も作成。



「縄文のヴィーナス」は風景印2つくらいあったと思うのですが、近くで出土した「仮面の女神」は風景印になっていないんですよ。何で―? と思ったのですが、仮面さんの方はヴィーナスよりかなり後になって発掘されたので、風景印を作った時にはまだなかったのかもしれません。今後新しく配備される際にはぜひ仮面さんが採用されますように。

合掌土偶さんも風景印になっています(青森県の是川郵便局)。

中空土偶さんも風景印になっていないのですね。中空さんはポストカードも見つからず、作成は断念しました。

世界遺産シリーズ第15集 北海道・北東北の縄文遺跡群

考古資料つながりで、国宝シリーズではなくこちらのシリーズをまとめておきます。この「世界遺産シリーズ」は2004年から始まったロングシリーズですが、毎年発行されるわけではなく、新しく世界遺産が登録されたらその翌年に切手を発行するようです。なので2022年以降しばらく発行がありませんでしたが、今年佐渡金山がめでたく登録されたので、来年は発行があるでしょう。



上の遮光器さんは、縄文土偶の中でも超大物の有名人。「土偶」と言われて最初に思い浮かべるのはこれ、という方も多いのではないでしょうか。風景印も複数ありますが、青森県の館岡局のものを選びました。下の土器は微妙に形が違いますが同県森田局。ポストカードは、上に挙げた合掌さんと合わせて青森グッズのお店甲州屋さんで購入しました。

 ■ ファッション・イン 甲州屋


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