月イチ翻訳ミステリ、2021年下半期の記録です。月イチと言いつつ読めてない月がありますが……。
□ 翻訳ミステリー大賞シンジケート > 書評七福神の今月の一冊
昨年は毎月1冊はここから選んで読んでみよう!と思って頑張ったのですが、1年続けてみて「無理に選ぶのも良くないかな」と思い直しました。今年からは月イチにこだわらず、もう少し厳選して読んでいこうと思っています。
せっかくなので、昨年はどんな本を読んだのか?という所を備忘録程度に書いておきます。まずは1月から6月まで。
えらそーなタイトル付けましたけど、実は何にもわかってません。これってタイトル詐欺?
『アンネの日記』について何回か書いてきましたが、受容史やイメージ形成の経緯に興味を持った最初のきっかけは、2014年に掲載されたハアレツ紙(イスラエルの新聞)の記事です。
以前に書いたように、2014年の2月に東京都内の図書館で『アンネの日記』やその関連書籍が相次いで破られているという報道がありました。その後、アンネ・フランク関連に限らず杉原千畝などホロコーストに関連する書籍全般が被害に遭っていたことがわかりましたが、容疑者は3月に逮捕されました。
その事件が起きていた当時、Twitterなどで関連する情報を眺めていたところ、ハアレツ紙の記事に行き当たったのです。
アンネ・フランクの話がまだ続きます。今回はエルンスト・シュナーベルによる Anne Frank: Spur eines Kindes の訳書2冊とその内容について。
訳書2冊と書きましたが、厳密には少なくとも4種類発行されています(私が確認したものだけなので、他にもあるかも)。
切手趣味週間の切手が発売になりました。最近、記念押印はもっぱら郵頼を利用していたのですが、今回は久々に押印会場に行って来ました!
喜多川歌麿の《ポッピンを吹く娘》と東洲斎写楽の《市川蝦蔵の竹村定之進》のマキシマムカードです。もう1種、鈴木春信の《手毬つき》も入っているのですが、これはポストカードが見つからず、また押印デザインにも採用されていないので作成できませんでした。
昨年は郵便創業150年ということで、明治時代の「郵便取扱の図」「郵便現業絵巻」が選ばれていましたが、今年は「過去の切手趣味週間に採用した浮世絵から3点を選びました」とのこと。なぜ過去の作品からリバイバルなのか、郵便局のサイトでは説明が見つからないのですが…切手趣味週間75周年(1947年開始)だからですか?
■ 切手趣味週間
《ポッピンを吹く娘》*は1955年、《市川蝦蔵の竹村定之進》は1956年、《手毬つき》は1957年に発行された「切手趣味週間」切手なんですね。それぞれ額面は10円。時代を感じますね。
*この作品は昔《ビードロを吹く娘》と呼ばれていて、55年版も名称は「ビードロ」だったみたいです。
《ポッピンを吹く娘》は《寛政三美人》とともに歌麿の人気作品でグッズ率高いですね。また《市川蝦蔵の竹村定之進》は左目が江戸東京博物館のシンボルマークになっていることでも有名。何かコラボできるんじゃ?と思ったら江戸博は改修のため長期休館中でした。残念。
春信切手は、また別の機会に使おうと思います。タイトルは《手毬つき》になっていますが、もとは12か月の風俗を描いた揃い物で、羽根つきをする少女とのペアになっている作品をトリミングしたもの。これは、数年前に千葉市美術館の春信展で見たのですが、図録を見てみると「鈴木春重(司馬江漢)の作ではないかとする意見もある」と書いてありました。うーむ……。
出版されたのが春信の亡くなった年であることや、人物表現がやや生硬であることなどからきている意見のようですが……。この作品の真贋はともかく、江漢が贋作をいくつか描いていることは確からしいです。なぜそれがわかったのかというと、「版元に頼まれて贋作描いちゃいました、てへぺろ」と江漢が日記に書いていたからだそう。現代なら刑事事件に発展しかねない事案ですが、当時は問題なかったのでしょうか。これも別のスケールで時代を感じます。
前編では、Wikipedia「アンネの日記」に掲載されている話の出典が見つからん!いくら探しても見つからん!という話を書きました。
それがですね、シュナーベル著『悲劇の少女アンネ』のあとがきに、そのままではないですが似たような記述を発見しました。
前にご紹介した『アンネ・フランクの密告者』ですが、どうやらオランダでは絶版・回収が決定したとのこと。Amazonで見ると日本語版と英語版は普通に販売されているようです。個人的には絶版・回収よりも反論本を出してほしいなと思いますが…。
それはさておきアンネ・フランクの話、もう少し続きます。
アンネ関連の本をまとめて読んだ時だと思いますが、気になったことがありました。Wikipedia「アンネの日記」にある次のような記述です。
日本語訳の初版が出版された当初のオランダでは、日本がこの本を発行することに対する抵抗が強かった。原因はかつてオランダは、アジアに持っていた植民地であるインドネシアにおいて、大日本帝国と対峙し追い出された上に、かつて大日本帝国がナチス党政権下のナチス・ドイツの同盟国であることが原因と思われる。訳者の1人が、アムステルダムの本屋で、アンネ・フランクについての文献を探していたところ、市民らから「お前たち日本人に、アンネのことが分かってたまるか!」と店から追いだされたり、本屋によっては「日本人にはアンネの本は売れない」と拒否されたという(訳者の一人の「解説」より)。
これを読んで「何か変だな」と思ったのです。こんなこと本当にあったのでしょうか? 「訳者の一人の『解説』より」という書き方も何だかいい加減というか、出典の書き方としてWikipediaの基準をクリアしているとは思えません。
今週は2020年9月に公開された「Amajeto Hotel: Autumn」をプレイしてみます。 Hotel Autumn ※iPhone+Sarafiではリンク先がNot Foundになります。Android向けにはアプリがいくつかあるようなので探してみてください...