9月の鑑賞は4展。東京の3展は日帰り弾丸ツアーで回ってきました。宮城県美術館には初めて行きましたが、ここは良いですね!何が良いかって、カンディンスキーの《商人たちの到着》を所蔵しているのですよ。5年前に汐留の展覧会で拝見して、強く印象に残った作品です。
ポンペイ(宮城県美術館):東博で見逃して残念に思っていたので、思いがけず鑑賞できてラッキー。ポンペイという都市を内側と外側から眺めて全体像を組み立てるような構成。「災害考古学」という分野にも興味を持ちました。
ボストン美術館展 芸術×力(東京都美術館):2年前にコロナ禍で中止になり、がっかりしていましたが、まさかの復活!権力者と宗教の関係や、英国王戴冠式の一場面など、2年前だったら違う印象だったろうな~と思う所がいろいろありました。
美をつくし - 大阪市立美術館コレクション(サントリー美術館):改修工事で長期休館中の巡回展。仏教美術や江戸絵画などオーソドックスなラインナップの後に根付のコレクションがあり、これがとても可愛いですね。美術館に収蔵される前の個人コレクションとしての来歴にも興味を持ちました。
ゲルハルト・リヒター展(東京国立近代美術館):初公開の《ビルケナウ》が話題の展覧会。リヒターが何を表現したかったのか、まだちょっと消化しきれていない所がありますが、まずは見て良かったと思います。
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