2025年8月3日日曜日

美術作品の切手で作るマキシマムカード (5)

このシリーズもまだ終わりません。今回は2020~22年度の国宝シリーズ第2集と第3集で作成したマキシマムカードをご紹介します。

※マキシマムカードって何?については、以下にリンクした「切手の博物館」のサイトに解説があります。ざっくり言うと「ポストカード・切手・消印」の絵柄を合わせた「最大マッチング」カードです。

 切手の豆知識 第32回「マキシマムカード」(切手の博物館)

国宝シリーズ第2集では発売された時に初日印でマキシマムカードを作成しました。コロナ禍の時期なので郵頼だったと思います。


《花下遊楽図屏風》は東京国立博物館に所蔵されていて、お花見の時期によく展示されますね。6曲1双ですが、右隻は関東大震災で一部焼失しているため、ポストカードはどちらも左隻です。

この第2集ではもう一枚、狩野秀頼の《観楓図》でも作成しました。消印は京都天王町郵便局の風景印。

《観楓図》の情景は「高雄清滝川のほとり」となっているので、厳密に言うと場所はちょっと違いますが、京都の紅葉ということで。

この国宝シリーズ、第1集と第2集は84円が建築、63円が美術品だったのですが、第3集は「東京国立博物館創立150年」ということで、両方とも東博で所蔵品される美術品になりました。

この時は初日印を押印しに行きました。

 国宝シリーズ第3集@仙台中央郵便局

上掲記事でも書きましたが、この時は京都便利堂さんが取り扱っているポストカードのリンクを連投して下さったので、それを見てポスカも買い揃えました。

その中から風景印で何枚か作成。

渡辺崋山の《鷹見泉石像》には、渡辺崋山の像が入っている愛知県田原郵便局の風景印を合わせました。定番の組み合わせだと思います。


雪舟の《秋冬山水図》は、山口県から。この近辺は雪舟ゆかりの地だけあって、関連の風景印がいくつかありますが、雪舟の像と庭の入った山口桜畠郵便局を選びました。

《虚空蔵菩薩像》は、奈良県の昭和郵便局。郵便局の公式サイトには左側の額安寺五輪塔の説明しかありませんが、株式会社 鳴美の『風景印2016』には「重文・虚空蔵菩薩半跏像と額安寺五輪塔」とあります。

《片輪車螺鈿手箱》は、京都の本庄郵便局。手箱つながりで浦嶋神社の玉手箱の図案を合わせました。ちょっとコジツケになってきたかも。


国宝は風景印に採用されることも多いはずなのですが、いざ合わせるとなると意外に難しいものですね。檜図や洛中洛外図などは「2枚貼り」で使う機会があるかもしれないので、とりあえず待機させています。


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