2022年4月10日日曜日

3月に鑑賞した展覧会


2月に鑑賞した展覧会を振り返ったときに「月末までにポンペイ、ミロ展、山種の松園松篁のうち1~2展は見よう」と書いていましたが、結局ポンペイ展は行けませんでした。4月下旬までやっていると思っていたら4月3日までだったのですね!気づいた時にはもう予約枠が埋まっていたのでした…。

赤―色が語る浮世絵の歴史(太田記念美術館)
浮世絵に使われる「赤」には、顔料の種類や使い方によるさまざまな表現があります。合成染料を使った明治時代の「赤絵」は、最初見た時は毒々しいと感じたのですが、見慣れてくると、これはこれで良いんじゃない?とも思うようになりました。

ミケル・バルセロ展(東京オペラシティアートギャラリー)
キャンバスをたわませ、絵の具を立体的に盛り上げた「レリーフ絵画」の迫力がすごい。

生誕110年 香月泰男展(練馬区立美術館)
最終日に駆け込み鑑賞。この時代に「シベリアシリーズ」を見るのは、心理的に少々しんどいですね。

空也上人と六波羅蜜寺(東京国立博物館)
東博に行ってみるとポンペイ展は当日券を求める長蛇の列。空也上人の方は余裕で予約できましたが、それでも入場制限はありました。口から6体のミニチュア阿弥陀像が出てくる姿は教科書で見て印象に残っていました。

ミロ展―日本を夢みて(Bunkamuraザ・ミュージアム)
ミロと日本の関わりがこんなに強かったとは知りませんでした。日本でのミロ受容や瀧口修造との交流にも興味あり。

4月は近美の清方展、新美のメトロポリタン展には行きたいと思っています。都美館ではスコットランド国立美術館展が始まりますし、西洋美術館も改修工事を終えて再開されるので上野方面も要注目。

0 件のコメント:

コメントを投稿

「大吉原展」その2・展示感想編

東京藝術大学大学美術館で開催中の「大吉原展」について。開催前の炎上騒動については前回詳しく書きました。今回は展示内容についての感想です。 その前に、大事なことなので前回の注意事項を繰り返しておきます。 図録は大きくて重い。東京新聞のサイトから通販可 ひととおり見る...