2023年3月12日日曜日

2023年度の特殊切手

道尾作品の感想がまだ1冊残っていますが、気分を変えてこちらを先に書くことにします。毎年年末には発表されている、来年度の特殊切手発行計画。


2023(令和5)年度特殊切手発行計画(日本郵便ニュースリリース)

来年度発行予定として現在決まっているものは26種類。ここ数年で最も少ない数ですね。私の記憶では2016年頃が最も多く「乱発しすぎではないか」という声もあったほど。その頃は50種類近く発表されていました。さすがに多すぎるということになったのか、その後少しずつ減少し、最近は35種類ぐらいに落ち着いていたと思います。

で、来年度の26種。

まず「記念事項に関する題材」が少ないですね。広島サミットの他は、ペルーとベトナムの外交関係に関するものだけ。これは、たまたまそうなったということかもしれません。最近ですと、2021年の計画でも3種類です。しかもそのうち1つは東京オリンピックで、本来は2020年発行の予定でした。この時はコロナの影響で少なかったのでしょうか。他にも記念事業が延期や中止になったりしましたから。

とはいえ、2021年には計画外の発行もいくつかあったので、来年度も少し増えるかもしれません。年賀切手は確実に出ますよね。

個人的に「記念事項」系はあまり興味がないのですが(マキシマムカードが作りにくいので)、シリーズものの切手が減るのはちょっと気になります。終了するシリーズがある一方で新シリーズの予定はなし。「おもてなしの花」も、いつもは年2回ですが来年度は年1回です。

江戸・東京シリーズは今年の第3集で終了みたいですね。これはいまいち「ピンと来ない」シリーズだなぁと思っていたので終了でも良いのですが、国宝シリーズも終了なんですか? まだネタ切れには早いでしょう!

国宝はポストカードや風景印の題材になることも多いので、マキシマムカードにはすごく便利なんですよね……鳥獣人物戯画を期待していたのですが。以前にもありましたが、昔のは額面が50円なので、1枚だけでは消印を押せないのです。

「美術の世界」は来年も続くようです。やったー。来年度も色がテーマになるのでしょうか。青・赤・緑・黄で原色は一巡しているので、次は何色? ピンクや紫のような中間色になるのか、あるいは白か黒のモノトーンになるのか……。黒はあまり切手向きではないですが、以前にも切手になっている春草の《黒き猫》みたいなのならOKでしょう。白ならユトリロを期待。シリーズ皆勤賞であるモネの《雪のアルジャントゥイユ》も良いかもしれません。

「My旅切手」と「おいしいにっぽん」も継続。「My旅」は北海道、四国、沖縄等がまだないので、日本全国をめぐるまで続けるのでしょうか。でも東北や九州が地域でまとめられているのがちょっと不公平な気も……。東京も入ってないですが、江戸・東京シリーズがあったのでもう良いでしょう。

グリーティング切手の「キャラクター」も何が来るのか楽しみ。ここ数年の傾向として夏はアニメ・マンガ、秋はぽすくま、冬は海外キャラクターなのですが、今年もそうなるのでしょうか。そろそろミッフィーの出番かな?

来月は切手趣味週間があります。昨年に続いて過去に採用された作品の復活で、松浦屏風と舞踊図屏風になるようです。しばらくこの復活シリーズで行くのでしょうか?


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