2026年1月7日水曜日

映画「Black Box Diaries」日本公開始まる


ジャーナリストの伊藤詩織氏が自らの性被害を題材に制作した映画「Black Box Diaries」について、昨年の3月に書きました。

その時は映像の許諾問題などで日本公開の見通しは立っていませんでしたが、10月に伊藤氏が許諾に関する謝罪文を公式サイトに掲載し、12月に入って品川の1館のみで上映が始まり好評を博しました。

そしてその後すぐに他地域でも上映が決定し、何と仙台でも12月26日から上映が始まりました(1月8日まで)。このスピードには正直びっくりですよ。

それまでは、仙台で見られるのは年明けだろうから年末年始にゆっくり情報を整理して書籍版も読んでおこう――と思っていました。でもせっかくなので舞台挨拶付きの回を見ようと思い、年末に行って来ました。

なので、情報を整理しきれず書籍版も読めていないという状況で映画を見ることになってしまいましたが、感想として、とても良かったです。

良い映画、影響力の強い映画を見た後は映画館を出た後、来た時とは世界が違って見えることがありますが、この時は本当にそんな感じでした。人間の感覚に訴える力を持つ作品だと思います。

しかし、それはそれとして作品に関するいくつかの問題点を無視することはできません。ざっくり箇条書きにすると、

  1. ホテルの防犯カメラ映像の無許諾使用(契約違反)
  2. タクシー運転手の映像の使用(プライバシー侵害)
  3. 捜査官の声と映像の使用(取材源を秘匿していない?)
  4. 非公開集会の映像の使用(一部が無許諾、プライバシー侵害)
  5. 弁護士との会話の無断録音・使用、事実を曲げるような使い方

……ですね。

このうち、1の映像は作品で使用されていましたが「CGで再構成した」という報道があったような気がします。なのでクリアされたのだろうと思っていますが、契約上本当にOKなのか?確信はありません。

2は謝罪文の掲載や映像の加工を行い、被写体の同意を得てクリアされています。

3はどう決着をつけたのかよくわかりませんが、個人的には使っていいんじゃない?と思っています(理由は後日書きます)。

4は映像加工で対応済み。

5の件がまだ未解決で、この問題がいちばん根深そうな気がします。

以下、まだちゃんと読めていませんが伊藤氏が謝罪文を発表した昨年10月下旬から1月4日までの報道記事などをリンクしておきます。

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