2025年12月29日月曜日

8月以降に鑑賞した展覧会


7月は鑑賞なし。今年の後半はあまり展覧会に行けなかったので、8月以降をまとめて振り返ります。8月以降はすべて東北地方の展覧会になりました。

伊達を継ぐものー仙台藩を巣立った殿様たち(仙台市博物館):江戸時代の藩や大名を考えるときはどうしても江戸の幕府(将軍)を中心に考えてしまいがちで、藩と藩の関係というものはあまり注目されていない気がします。これは伊達家と婚姻・養子縁組関係を通じて他藩との関係を築いていった経緯に注目する展覧会。

Art to You!障がい者芸術世界展 IN SENDAI 2025(せんだいメディアテーク):毎年8月に開催されている展覧会。昨年からは世界展になって海外作品も展示されるようになりました。今までの受賞作家を「招待作家」とする作品展示も同時開催。

アルフォンス・ミュシャ展(石巻市博物館):いつ見ても美しいミュシャの世界。ポスターやリトグラフ作品だけでなく、装飾資料や生活の中で使われる作品(パッケージやポストカードなど)がありました。石巻は初めて行きましたがけっこう遠いですね。

世界遺産 縄文(東北歴史博物館):2021年に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されました。遮光器土偶、縄文の女神、合掌土偶などの有名作品をはじめ、縄文時代の暮らしをさまざまな面から紹介。

よりみち展 美術のみかたが広がるよもやま話(諸橋近代美術館):現在は改修工事のため長期休館中。その前に駆け込みで鑑賞できました!ダリを中心にヨーロッパ近現代の作品を所蔵しています。ダリの写真集はメイキングもコミで面白い。

こつこつと手さぐる(はじまりの美術館):初訪問ですが、こちらも前から行ってみたかったところです。「手仕事(ブリコラージュ)」はアール・ブリュットでは重要なキーワードですが、AIの発達で再注目されているように思います。

徳川十五代将軍展(仙台市博物館):家康から慶喜まで、徳川15代将軍の具足や刀剣、書画などを並べて展示。秀忠から慶喜まで甲冑がずらりと並ぶ(家康のは別室に展示)様子は壮観。

浮世絵をよむ 物語・歴史・狂歌(天童広重美術館):物語などの文学作品と関係の深い浮世絵を展示。東海道五十三次の浮世絵も、有名な保永堂版ではなく狂歌入り版だったり、あるいは「五十三對」だったりと、少々マニアックな展示。

さて、これから「2025年ベスト5」を選びたいと思います……が、今年は難しい!


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8月以降に鑑賞した展覧会

7月は鑑賞なし。今年の後半はあまり展覧会に行けなかったので、8月以降をまとめて振り返ります。8月以降はすべて東北地方の展覧会になりました。