しばらく更新をお休みしている間に、このシリーズもどこまで紹介したかだんだんわからなくなってきました。その間にもマキシマムカードはどんどん増えてくるので、なかなか整理しきれません。美術作品シリーズ、あと1回くらいで一段落にしたいと思います。
今回は浮世絵。
切手に採用されている作品がいちばん多い絵師といえば(正確に数えたわけではありませんが)歌川広重でしょう。
国際文通週間にずっと使用されてきた《東海道五十三次》が数年前に完結しましたが、これが55点(53の宿場+起点の日本橋と終点の京)。それから、浮世絵シリーズがあります。これは「美人画・役者絵5点」と「名所絵5点」の組み合わせで、名所絵は広重の《名所江戸百景》と《諸国名所六十余州名所図会》から採用されています。これが、合わせて11集くらいあったと思うのですよね。ということでこちらも55点。他にも、国際文通週間に花鳥画がいくつか採用されていますし、有名な《月に雁》もあるので、まぁ全部で120点近くあるのではないでしょうか。
浮世絵シリーズ、《名所江戸百景》のふるさと切手が出た頃はまだ切手に関心がなかったのですが、《諸国名所六十余州名所図会》は購入していました。初日印でマキシマムカードも作ったのですが、印は美人画ばかりなので名所絵の方は合わせるものがなく、しまい込んだままになっていました。《諸国名所》は広重作品の中でもどちらかというと地味な存在で、ポストカードもあまり見かけません。
しかし昨年、値上げ前に「一応チェック」と思って手持ちのカードを見たら、切手と同じデザインのカードが何枚かあるじゃないですか!10年近く前かな、サントリー美術館で開催された「広重ビビッド」展で購入したものだと思います。すっかり忘れていました。
というわけで、風景印でマキシマムカードを作成しました。
マキシマムカードを作成する時は、いちおう自分ルールとして「市販のポストカードを使う」と決めているのですが、今回は例外的にセルフプリントでも作成しました。風景印をチェックしてみると「あ、これも作りたい!」と思う組み合わせが見つかるんですよね。浮世絵だから著作権も切れてフリー素材にもなっています。
まずは岩国。有名な錦帯橋です。
京都の《山城あらし山渡月橋》には、渡月橋が描かれた京都西郵便局の風景印を合わせました。《摂津住よし出見のはま》は、そのものズバリ!の場所ではないのですが、位置的に近そうなのはここかな……ということで、住吉大社前郵便局の風景印です。《阿波鳴門の風波》には鳴門岡崎局の風景印。鳴門は有名ですから風景印もいくつかありますが、渦が小さくてよくわからない物が多いんですよね。渦潮がいちばん大きいものを選びました。ポストカードはコンビニでセルフプリント。《甲斐さるはし》はズバリの猿橋。実物は見たことがありませんが、面白い形ですよね。これもセルフプリントでポスカを作りました。





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