2月のはじめに東京へ行って展覧会を見て来ました。
瑞祥のかたち(三の丸尚蔵館):改装されて新しくなった三の丸尚蔵館を初訪問しました。改装というより新しい建物になっていて、以前の面影がまったくありません。
ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965(パナソニック汐留美術館):20世紀も「歴史」として考察できるようになってきました。2つの大戦が終わった後の時代は、暗いトンネルを抜けたようなキラキラ感を感じます。
生誕190年記念 豊原国周(太田記念美術館):国周というと、明治になっても役者絵など「お江戸」の浮世絵を貫いた人という印象でしたが、洋風の風俗を描いたり近代的な写実描写を使った作品などもあり、やはり明治の人だったんだ……と思いました。
抽象のラビリンス(三鷹芸術文化センター):アール・ブリュットの展覧会。渋谷の公園通りギャラリーでの展示はスケジュールが合わず、三鷹への巡回を駆け込み鑑賞。抽象画を見ると、モノと形の関係を考えさせられます。
旧嵯峨御所 大覚寺(東京国立博物館):平成館の広いスペースを贅沢に使った展示空間が圧倒的でした。「御冠の間」の再現では、展示ケースの中の作品が実際どのように使われていたかがわかります。
今回の遠征はいくつか反省点があります。
まず、東京の美術館には本格的に混雑が戻って来ていました!西洋美術館のモネ展にも行きたかったのですが、予約制になっており、当日券は難しそう。気づいた時には予約がもう埋まってしまっていました。残念ですが、でもモネは人気だし作品も多いので別の機会があるでしょう。
三の丸と汐留も予約推奨のようでした。それほど混んでいなかったので無事に入れましたが。
それから、静嘉堂文庫美術館がまさかの臨時休館!丸の内のあの一角が、どのビルも全館閉鎖になっていました。設備のメンテナンスらしいです。美術館のサイトを確認すると、3日前くらいにお知らせが出ていたので急な事情だったのでしょうか。前日にでももう一度確認しておけば良かったと思いました。
ところで宮城県美術館は現在改修工事中で長期休館ですが、再開はどうも来年度にずれ込みそうです。まぁ仕方ないか!ベストコンディションでの再開をお待ちしています。
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