8月になってしまいましたが、2021年4月に鑑賞した展覧会を振り返ります。終了間際の駆け込みになった「筆魂」以外の3展は、すべて4月末からの緊急事態宣言に伴い会期半ばで閉幕となってしまいました。どれも良い内容だったので残念(巡回しているものもあります)。
見に行く展覧会の優先順位、以前は会期末が近いものを優先していましたが、最近はもう「いま現在いちばん見たいものを見る」方式です。
筆魂(すみだ北斎美術館)
浮世絵の先駆である岩佐又兵衛から幕末まで、肉筆作品のみを展示。
渡辺省亭(東京藝術大学)
渡辺省亭という名前を最初に見たのは、数年前にあった明治の「超絶技巧」を紹介する展覧会で、七宝焼きの原画担当としてでした。今回「日本画家」として作品をまとめて拝見し、こんなにも幅広い画題を扱っていたのかと驚きました。
コンスタブル展(三菱一号館美術館)
英国の風景画といえばターナーが有名ですが、同時代に同じく風景画家として活躍したコンスタブルも気になっていました。空と雲の表現へのこだわりがすごい。印象派より前に「完全屋外制作」に挑んでいた方でもあります。
あやしい絵展(東京国立近代美術館)
タイトルだけ見るとキワモノっぽいですが、行ってみると全然違っていて、近代日本の精神世界をさぐるような内容だと思いました。
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