あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
いきなり去年の話になりますが、2024年に鑑賞した展覧会のベスト5です!例によって順位は付けず、見た順番です。
キュビスム展―美の革命(国立西洋美術館)
キュビスムの理論や美術史上での位置づけがわかる内容でした。ピカソとブラックだけではない幅広い作品が網羅されており、ドローネーやフランティシェク・クプカの作品も良かったです。
北欧の神秘(SOMPO美術館)
フランスやイタリアなど、ヨーロッパの「メインストリーム」とはちょっと違った素朴さと神秘性。子どもの頃に北欧の民話や神話が好きだったせいでしょうか、初めて見る作品なのに親しみと懐かしさを感じました。
『シュルレアリスム宣言』100年 シュルレアリスムと日本(板橋区立美術館)
ヨーロッパで起こった「本家」シュルレアリスムとともに、彼らの「進んだ文化」を吸収していた日本の近代画壇の状況が興味深かった展覧会。
印象派 モネからアメリカへ(郡山市立美術館)
アメリカの印象派というと、カサットとハッサムくらいしか知りませんでした。自然の描き方の違いなど「欧米」とひとくくりにできない部分もあるのですね。
幻想のフラヌール―版画家たちの夢・現・幻(町田市立国際版画美術館)
ただただただ美しい。世界観に引き込まれました。
以上5展。そして次点として、滋賀県立美術館の「つくる冒険 日本のアール・ブリュット45人」を挙げておきたいと思います。
振り返ってみると、2024年は西洋美術が多かったですね。今年はどうなるんでしょう。大河ドラマ効果で江戸美術が多くなるかもしれません。でも今のところ気になっているのは汐留のルドン展とMOMATのヒルマ・アフ・クリント展ですし、本年度中には宮城県美術館(クレーとカンディンスキーの作品多数)も改修を終えて再開する予定なので、西洋美術(特に近代)も引き続きたくさん鑑賞することになるでしょう。
そして最近力を入れているアール・ブリュット。昨年は滋賀県に行ったので、今年は福島の「はじまりの美術館」を訪問してみたいと思います。
というわけで、今年もたくさんの美術作品を見てドラマを見て本を読みたいと思います!!